195: 1 ◆3pEg2dVo4A:2012/04/16(月) 18:42:39.11 ID:oTan8nMt0
少し高級めの、何か特別なことがあるときによく使ってた居酒屋でその日は飲んでた
時間がたつにつれ酒がまわり始める二人
おいしいお酒に、盛り上がる会話。それがなによりのつまみだった
そして、1時間近くたったころ
プ「あ、そうそう今日はもう一人くるからwwww」
俺「へ?もう一人?」
プ「うんそうそうwwww俺の知ってるやつwwwwww」
俺「」
急に嫌な予感がした
この心の底から楽しそうに、平静を装いつつも隠し切れなくて
ニタニタと笑っているときはたいてい何かをたくらんでいるときだったからだ
196: 1 ◆3pEg2dVo4A:2012/04/16(月) 18:44:05.46 ID:oTan8nMt0
ガラガラガラ
後ろから扉の開く音がする
プ「お、来たかなwww」
なにそのいやらしい流し目通報するぞ
プ「おお、きたきたこっち座れやwwww」
恐る恐る振り返る
天「お久しぶり。俺さん。」
天がハニカミながらこっちをみていた
200: 名も無き被検体774号+:2012/04/16(月) 18:55:13.87 ID:oTan8nMt0
俺「お、おお、お久しぶりです」
天「もーなんで敬語なのww?」
俺「い、いやあべつに」
プ「wwww」
俺「なに笑ってんすか!!」
天「wwww」
俺「くそう・・・なんだこれ・・・」
プ「はー笑った笑ったwwwさーてそんじゃ俺帰るから」
俺「・・・は?」
プ「明日は娘の誕生日なんだよね~」
俺「先月終わったじゃないっすか!?」
プ「・・・じゃあ入学式」
俺「今中2ですよねそれに今は1月です」
プ「まあそういうときもあるwwww」
俺「ありません・・・」
プ「ま、そういうことでwwwww」
俺「ああ~ん!ちょっと!ねえ!」
マジで帰りやがった・・・
202: 1 ◆3pEg2dVo4A:2012/04/16(月) 19:05:20.13 ID:oTan8nMt0
俺「・・・」
天「・・・」
俺「あのー、」
天「はい?」
俺「なんで対面じゃなく隣に座ろうとしてるんですか」
天「俺さんの隣にいたいから」
俺「は!?」
天「やーい焦ってるぅwwww」
俺「あああああああせせせってねーし」
天「はいはいちゃんと座りますよっと」
俺「はあーもう・・・」
思わずタバコに手をかける
天「ちょっと、もうけむたい」
俺「うっせーほっとけ」
天「もー」
俺「ビールうめえ」
天「・・・人の初めて奪っといて」
俺「」
210: 名も無き被検体774号+:2012/04/16(月) 19:35:03.39 ID:Dr5ZcdAeO
5年間折れないほど強い、て事
211: 名も無き被検体774号+:2012/04/16(月) 19:42:02.56 ID:uOeNB7ep0
>>210
そんなに1を思い続ける強い心を持っていながら、何で天はアプローチしてこなかったんだろ。
211
そこらへんもちょっとかいていこうか
212: 名も無き被検体774号+:2012/04/16(月) 19:42:46.62 ID:pwXhZ//Z0
以来一度も天とは会ってなかったの?
214: 1 ◆3pEg2dVo4A:2012/04/16(月) 19:58:50.71 ID:oTan8nMt0
>>212
あってなかったね
連絡は何回か来てたんだけど、適当にかえしたりとかして冷たくはしてた
俺最低だよな・・・
215: 1 ◆3pEg2dVo4A:2012/04/16(月) 20:08:15.60 ID:oTan8nMt0
俺「な、なにを」
天「あの日の夜のことwww」
俺「・・・本当にごめん・・・あんなことになってしまって」
天「・・・あんなこと?」
俺「え、あ、うん。だって俺はお前を」
天「俺さんやっぱりあの時のこと覚えてないの?」
俺「へ?」
天「覚えてないの?」
俺「・・・二人で飲んでたことだけは覚えてる・・・」
天「やっぱり・・・もしかしてそれで今まで私を避けてた・・・?」
俺「・・・はい」
天「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「」
216: 1 ◆3pEg2dVo4A:2012/04/16(月) 20:10:42.08 ID:oTan8nMt0
天「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「ちょ、なんでそんな笑ってらっしゃる!?」
天「だってアハハwwwwお腹痛いwwwww」
俺「俺、なんか変なこといったっけ・・・?」
天「あーもう俺さんおもしろすぎwww」
俺「えー」
天「まあそういうところがいいんだけどねwwwww」
俺「えー」
218: 1 ◆3pEg2dVo4A:2012/04/16(月) 20:15:51.35 ID:oTan8nMt0
俺「もうなんなの・・・お前はほんとに・・・」
天「じゃあそんな俺さんに答え合わせをしてあげましょう」
俺「答え合わせ?」
天「うん答え合わせ」
俺「それってどういう・・・」
天「あの晩私と俺さんは何かあったでしょーか?回答時間は3秒です」
俺「短っ!!・・・あった・・・んじゃないですか・・・?」
天「ぶっぶー正解は何もありませんでした」
俺「!?」
221: 1 ◆3pEg2dVo4A:2012/04/16(月) 20:23:05.81 ID:oTan8nMt0
俺「それって・・・どういう・・・」
天「問2。あの晩私の家に無理やり連れ込んだのはどちらでしょうか?」
俺「えー・・・俺?」
天「ぶっぶー正解は私でしたwww」
俺「えー」
天「もう俺さん全然だめじゃんwww」
俺「・・・えー」
ここからは天に聞いた話
222: 名も無き被検体774号+:2012/04/16(月) 20:26:41.67 ID:lI9+rmtG0
こんなに一途に好かれてみたかったな