『アドレス変えました』気まぐれな君

240: :2010/11/01(月) 23:13:01.30 ID:

先輩「静かね……ちょっと肌寒いくらいに、静かな夜」

街の真ん中にある、大きな公園のベンチに僕たちはいた。

中央の小さな池を囲うように、白色の街灯がいくつも照らしてある。

その光に、たまに落ちる紅茶葉が重なって……。

感じた通り、肌寒い夜だった。

僕「お話って、なんですか?」

先輩「……ん」

会話を始める前に……先輩は僕に身を寄せて来た。

左腕に当たる風が、気持ち減少したように思う。

僕「ど、どうしたんですかいきなり……」

驚きながら、僕は先輩に話しかけた。

241: :2010/11/01(月) 23:16:48.50 ID:

先輩「ん、寒い」

か細く、それだけを言うと先輩はもっと僕との距離を縮めた。

もう左腕には、暖かささえ生まれている。

僕「……」

僕には何も言えなかった。

先輩「……ねえ、私ってどんな印象かな?」

僕「え?」

先輩「聞いておきたいんだよ。どんな印象?」

僕「えっと……頼りになる上司、ですかね」

先輩「……」

キュッと、僕の腕を締め付ける。

左腕は、完全に抱きしめられてしまう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です